ぐずったりイヤイヤして思い通りにはならない子どもに毎日イライラして怒ったり注意したりしていませんか?
すやすやと眠る子どもの寝顔に「なんであんな風に言っちゃったんだろう」と後悔するパパママも多いと思います。
そんな時に取り入れて欲しいのが『うながし育児』です!
「ダメ!」「やめて!」ではなく「◯◯してほしいな」「◯◯しよう」と言い換えることで理想の行動を促します。
肯定的な言葉なので子どもも理解しやすいし、親も怒らず伝えられます。
シチュエーション別に『うながし育児』の具体例を挙げるので、普段怒って言ってしまっている言葉の言い換えを考えてみてください!
シチュエーション別『うながし育児』の具体例
シチュエーション別『うながし育児』の具体例をご紹介します。
寝起き
いつまで寝てるの!早く起きて!
→あ!お外良い天気だな~
→今日の朝ごはんは◯◯ちゃんが大好きなご飯だよ~
体を起こさないと確認できないことで、お布団から誘い出します笑
ごはん
ご飯食べない人はデザート食べれないよ!
→ご飯食べたら、このお皿にデザート入れるよ
立って食べないよ!
→こっちに一緒に座ってご飯食べよう
→ママ一緒に食べたいからこっちに座って~
食べ物で遊ばないの!
→ママ頑張って作ったから大事に食べてほしいな~
もうおかわりしないよ!
→(最後のおかわりの時に)これ食べたらご馳走さまにしようね
ママやパパを使ったり、見通しを立てて行動を促しています。
お着替え
遊ばないでちゃんと着替えて!
→着替えてから遊ぼうね
→お着替えしたら公園に行こう
→ママはお着替えしたからお出かけ行くよ~
トイレ
トイレットペーパーで遊ばないの!
→使う分だけ出そうね
トイレ行くよ!
→ジャーしに行こうか
→トイレ行ったらシール貼ろっか
魅力的なアイテムで誘うのももちろんOKです。
お出かけ中
道路の真ん中歩かないよ!
→道路のはじっこ歩こうか
走らないよ!
→ママと一緒に歩こうね
→◯◯ちゃんが転んじゃったら悲しいからゆっくり歩こうね
手繋をいで!
→ママの手空いてるよ~
うるさいから静かにして!
→小さい声にしてね
→ありさんの声にしてね
→ボリューム2にしてね
早く帰るよ!
→最後に滑り台して帰ろっか
→おうちに帰っておやつにしよう
おうちの中
ジャンプしないよ!
→お布団の上でジャンプしよう
走らないで!
→おうちではそーっと歩くよ
お風呂
早くお風呂入って!
→アヒルさんお風呂で待ってるよ~
→泡作るの手伝って欲しいな~
早くお風呂出るよ!
→あと10秒数えたらお風呂出よっか
→お風呂出てジュース飲もっか
「10秒数えたら~」は色んな場面で使えるのでオススメです!
歯みがき
歯みがきしなさい!
→(ママも歯ブラシを持って)ママのまねっこして~
寝かしつけ
遊ばないで寝るよ!
→寒いから一緒にお布団入ろう
→1番に寝るのは誰かな~
子どもが好きな競争を取り入れている方法です。
うながし育児のポイント
うながし育児で言い換えるときのポイントは4つです。
次にやることの見通しを立ててあげる
次にやることの見通しを立てるだけでスムーズに動いてくれることも多いです。
本人の楽しみになることを次にやることとして用意できると効果的です。
時間にゆとりをもつ
時間が無いからと無理やりやると、その行動を嫌いになってしまいます。
時間にゆとりをもって子どもに寄り添い行動を促しましょう。
I(アイ)メッセージで伝える
ママを主語にしたI(アイ)メッセージで伝えましょう。
こちらの強制ではなく、相手の期待に応えたいという気持ちに訴えかけます。
肯定的に冷静に伝える
「走らないで!」「しゃべらないの!」などの否定の言葉は、
- 子どもが理解しにくい
- 言葉に攻撃性がある
といったデメリットが大きいです。
「ゆっくり歩こうね」「小さい声にしよう」
少しの工夫でだいぶ印象が違います。
まとめ:うながし育児で子どもを見守る
毎日イライラして怒ったり注意したりしてしまう時の対処方法として『うながし育児』の具体例をシチュエーション別にご紹介しました。
慣れるまでは、
- うっかり怒ってしまった
- 促す言い回しが思い付かない
といったことがあると思います。
しかしながら、心がけて実行しているうちに馴染んでいきますので是非取り入れてみてください!
コメント