赤ちゃんが家にやってきて数か月。
手足がよく動くようになってきて、ふと見たら下半身だけねじってる。
ってことは…もう少しで寝返りするかも!?
そんな時にそろそろ用意したいのがジョイントマットです。
ジョイントマットを敷いていれば、
- 寝返りがえりで勢いよく仰向けになっても衝撃を吸収
- フローリングのままだと気になる床の冷たさや固さもカバー
することができます。
ですが、いざ買おうと思ったら色んな種類があって悩んでいませんか?
- どのくらいの厚みが良い?
- 素材はポリエチレン?EVA樹脂?
- 床暖房のフローリングに使える?
今回は、私が実際にジョイントマットを購入して感じたことをふまえて、選ぶ時の観点とオススメのジョイントマットを紹介します。
赤ちゃんのためのジョイントマット購入の参考にしてみてください!
我が家で実際に使っているおすすめのジョイントマットはこちら↓
敷いた後が大変!一部が外せるジョイントマット
まず触れておきたいのが、マットにアルファベットや動物が描かれていてそれが外せるタイプのジョイントマット。
デザインはとっても可愛いんですが、後悔しているママが多いです。
その理由は、子どもがとにかく取って遊んでしまうから。
初めのうちはいいのですが、何度もされると元に戻すのが本当に面倒くさくなります。
噛まれて変形すると戻しても取れやすくなったり、そもそもはまらなくなったり。
また小さなパーツは無くなってしまったり誤飲の危険もあります。
ジグソーパズルで遊んでもらいたい場合は、ジョイントマットとは分けて考えてパズルはパズルで用意しましょう。
ジョイントマットのフチなしは無し?
ジョイントマットを壁際から敷く場合は特に、フチありを選んだ方が無難です。
フチなしで壁際から敷くと、ジョイント面の凹凸した部分にほこりやゴミが溜まりやすくなります。
ジョイントマットを毎日剥がして掃除しない限り、フチなしの壁際はゴミの巣窟です。
どうしても凹凸の見た目を活かしたい場合は、壁に面してない部分だけフチパーツをつけない方法がオススメ。
これならジョイントマットを少し持ち上げれば凹凸部分に落ちたゴミも簡単に掃除できます。
ジョイントマットのオススメの厚みは1センチ以上
ジョイントマットの厚みは1センチ未満のものから2cm以上の極厚と呼ばれるものまで様々です。
- 寝返りで頭を打つときに頭を守るクッション性が欲しい
- 赤ちゃんがおもちゃで遊ぶ時の音を防音したい
- おむつ替えする時のフローリングからの冷えを防ぎたい
こういったことをふまえると1cm、出来れば1.5cmの厚みがあると安心できます。
厚みがあるほど
- ジョイントが外れにくい
- ほこりやゴミが入りにくい
- 重みが出るのでずれにくい
- へたりにくく、反りにくい
という利点もあります。
ちなみに走り回ったりジャンプしたりする時の騒音や振動はジョイントマットでは防ぎきれません。
このような音は重量床衝撃音と呼ばれ、建物の造りから対策しないとどうしようもない音です。
参考)日本音響エンジニアリング株式会社
https://www.noe.co.jp/technology/12/12inv1.html
我が家では、子どもが成長して走り回ったりジャンプしたりし始めた時から、
「お家では歩こうね。走るのは公園にしよう」
「ジャンプするのはお布団の上だけだよ」
といったことを口酸っぱく教えています。
特にマンションなどで階下に人が住んでいる場合は、やりだした時からの言い聞かせが大事です。
ジョイントマットの素材はEVA樹脂の方が丈夫
ジョイントマットの素材はポリエチレン(PE)またはEVA樹脂で作られているものがほとんどです。
EVA樹脂は何かというと、
EVA樹脂は、ポリエチレンよりも軽量で柔軟性と弾力性があり、丈夫で千切れにくい性質を持った素材です。
引用元:やさしいコルクマット通販
つまり、ポリエチレンより丈夫な素材ということで、ジョイントマット以外ではバスマットやサンダルにもEVA樹脂が使われています。
ポリエチレンより少し値が張りますが、ジョイントマットは長く使うものなので、より丈夫なEVA樹脂を我が家は採用しました。
表面がコルクマットや起毛になっているジョイントマットは?
経験談ですが、ジョイントマットはシンプルが1番です!
表面がコルクマットになっているタイプを一人暮らしの時に使っていましたが、コルクマットが傷ついたときコルクがポロポロと落ちていました…。
見た目は好きなんですが、赤ちゃんがコルクを口にしたら嫌なので、赤ちゃん用のジョイントマットとしては避けました。
また、表面が少し起毛になっているジョイントマットもありますが、汚れがサッと拭き取れるという利点がなくなるのでこちらもパス。
赤ちゃんがねんねや寝返りの頃でジョイントマットの表面の硬さが気になる時は、薄手のキルティングマットを更に敷くと緩和されて良いです。
キルティングマットはオシャレでかわいいデザインも多いので、
- ジョイントマットのデザインが嫌
- 写真映えする背景にしたい
といった場合にもジョイントマット+キルティングマットの組み合わせで使うのはオススメ!
薄手のキルティングマットだと、汚れて洗濯しても乾きやすいところも助かります。
我が家ではキルトマット付きのジムでねんねしてもらっていました。
普通サイズと大判サイズどっちがいい?一長一短あります
ジョイントマットには大きく分けて
- 約30×30の普通サイズ
- 約60×60の大判サイズ
の2種類があります。
このどっちが良いのかですが、
まずジョイントマットを単純に敷く時は大判サイズが楽です。
大判サイズ1つ分埋めるのに普通サイズだと4つ組み合わせる手間があります。
しかし部屋の端から端まできっちり敷く場合は、普通サイズがおすすめ。
理由は、カッターやはさみでジョイントマットをカットする作業が発生するためです。
普通サイズだと切る長さが短く、カッターなら一息できれいにカットすることも可能です。
一方大判サイズは切る長さが長くなるため、キレイに切るにはよりテクニックが必要になります。
ちなみにカッターで切る場合は、
- 1回で切るのではなく3~4回同じところにカッターを滑らせて切る
- カッターの切れ味が悪くなったら刃を折って新しくする
この2つのポイントを抑えると綺麗に切ることができます。
次に実際の使い勝手です。
- ふき取れないような汚れ
- ちょっとしっかり洗いたい汚れ
こういった汚れが付いたとき、普通サイズだとシンクでさっと洗うことができます。 大判サイズだとお風呂場に行ってシャワーで汚れを流すことになります。
ジョイントの隙間から入り込んでしまう髪の毛やほこりで考えると?
これは、ジョイント数の少ない=断面の少ない大判サイズの方が床にゴミが落ちづらいです。
ということで、どちらも一長一短あるので、普通サイズか大判か、よりメリットを感じる方を選んでもらえればと思います。
ジョイントマットを部屋の一部に敷く時に考えたい『段差』
ジョイントマットを部屋の端から端まできれいに敷ける場合は良いんですが、
- おもちゃのプレイスペースだけ
- 扉の開け閉めに干渉しないように
といった部屋の一部に敷く場合に気になるのがジョイントマットによる段差です。
ジョイントマットの厚みは1cm以上がおすすめと言いましたが、厚みがあればあるほどつまずきやすくなります。
- 普段からつまずいたり、物の角に足をぶつける
- 赤ちゃんがヨチヨチ歩き始めた時につまずかないか気になる
- 孫を見に来たおばあちゃんやおじいちゃんの足元が不安
そんな時は、ジョイントマットのふちパーツに傾斜がある(スロープカット)タイプがおすすめです。
我が家も実際スロープカットのジョイントマットを購入し、
- 夜中の暗がりで赤ちゃんを抱っこして移動しても足元を気にしなくて良い
- ハイローチェアなどタイヤのついた家具も段差を気にせず動かせた
- フチが傾斜になっているので子どもがジョイントマットをめくりにくい
というメリットを感じています。
個人的に1番オススメなんですが、デメリットは割高なところ。
フチに傾斜がないものと比べると約1.3~1.5倍のお値段がします。
私自身はお値段以上のメリットを得ているので良い買い物だったなと感じています。
≫ 私が実際に購入したリトルプリンセスのジョイントマットはこちら!
床暖房対応でもジョイントマットの表面に熱は伝わらない
フローリングが床暖房の場合は、床暖房対応と書かれたジョイントマットを選べば大丈夫ですが、床暖房の熱はジョイントマットの表面には伝わりません…。
床暖房対応っていうのは床暖房に対応出来る耐熱性があるということなんですよね。
なので、ほぼ全面にジョイントマットを敷く場合は、床暖房を切っても良いかも。
床暖房の熱が伝わらないぐらいなので、フローリングからの冷気も伝わりません。
結局どれを選べば良いの?オススメのジョイントマット
結局どれが良いの?と更に迷ってしまったそこのママさん!
今までのジョイントマット選びの観点をふまえて、シチュエーション別にオススメのジョイントマットを紹介したいと思います。
自分の状況に近いと思うジョイントマットをチェックしてみてください!
ジョイントマットの段差が気になるママ
多少高くても安全性を取りたいママはこちら!
- フチあり&フチが傾斜(スロープカット)
- 厚さ1.4センチ
- 床暖房対応
- 素材はEVA樹脂
- 約30センチ×約30センチの36枚入り
我が家で購入したのもこのリトルプリンセスのジョイントマットです。
木目調バージョンもあります。
購入してから4年近く使っていますが、へたりも反りもなく汚れは拭き取ればキレイなまま。とても丈夫です。
ジョイントマットに長持ちしてほしいママ
予算内で安全なお部屋づくりをしたいママはこちら!
- フチあり
- 厚さ1センチ
- 床暖房対応
- 素材はEVA樹脂
- 約60センチ×約60センチの16枚入り
大判なので一気に敷くことができ、ホコリの入り込みも最小限に抑えられます。
厚さ2センチの極厚タイプもあります。
段差によるつまずきが気になる場合は、
- 床全面に敷く
- ベビーガードやベビーゲートと組み合わせる
ということをすると段差をカバーできると思いますが、スロープカットのジョイントマットを購入した方が安く済むかもしれません。
とにかく安くジョイントマットを買いたいママ
何かと子育てでお金がかかっているので出費を抑えたいママはこちら!
- フチなし
- 厚さ1.2センチ
- 素材はポリエチレン
- 約30センチ×約30センチの8枚入り
ポリエチレンのため少し安く、また少ない枚数から購入できるので比較的無駄なく敷くことができます。
フチなしですが、ハサミやカッターで凹凸をカットしてから敷けばゴミが溜まるのは防げます。
ジョイントマットを敷く時の注意点
「ジョイントマットが届いたから早速敷こう!」
という方ちょっと待ってください!
敷く前に気をつけてほしいことがあります。
なんかちょっと滑りやすい?
ジョイントマットの製造工程によりマットをカットしたときの粉末が付いていることがあります。
粉末がフローリングにつくと足が滑りやすくなり危険です。
フローリングに敷く前でも後でも良いので表面を水ぶきしましょう。
また、ジョイントマットの劣化を防ぐためにコーティング剤を使用している製品もあります。
その場合は、水ぶきした後に薄めた中性洗剤でもう一度拭くと滑りが軽減されます。
なんかちょっと匂いがする?
新品を開けると少し匂いがすることがあります。
開封して匂いが気になる場合は、袋から出して2~3日陰干しして置いておくと落ちつきます。
実際、私は匂いは気になりませんでしたが、粉末による滑りやすさは感じました。
粉がついた足で色んなところを歩くと家中が滑りやすくなります。
途中何回か雑巾を洗いながら2回ほどジョイントマット拭いたら滑りやすさは無くなりました。
手間ですが、安全のためにも水ぶきはした方が良いです。
まとめ:シンプルでスロープカットされたジョイントマットがおすすめ
この記事では、赤ちゃんが寝返りしそうなお家に用意したいジョイントマットの選び方についてみてきました。
- アルファベットや動物がくりぬけるジョイントマットは後が大変
- フチなしだと埃がたまりやすい
- 厚さは1センチ以上だと丈夫で外れにくい
- コルク片が気になる人はコルクマットは避ける
- 起毛は汚れがさっと拭ける利便性が落ちる
- 段差が気になる人はスロープカットのものを選ぶ
ジョイントマットを床一面となるとそれなりの出費ですし、良いものを買いたいですよね。
赤ちゃんが寝返りをマスターして自在に動き出す前にジョイントマットを用意しておきましょう!
コメント